帯状疱疹

帯状疱疹の特徴

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い発疹と水ぶくれが、帯状に生じます。
症状の多くは上半身にですが、顔面に現れることがあります。

この時、皮膚症状に先行して、ピリピリと刺すような痛みが生じます。その後皮膚症状が現れると、夜も眠れないほど激しい場合があります。
多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、

これは「帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌ」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。
また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。経過や痛みの程度には個人差があります。

帯状疱疹は80歳までに約3人に1人が発症
Shiraki K. et al.: Open Forum Infect Dis. 4(1), ofx007, 2017

加齢などによる免疫機能の低下が発症の原因となることが多く、50歳代から発症率が高くなり、

80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。

疲労やストレスなども発症のきっかけになります。
また、糖尿病やがんなどの免疫機能が低下する病気が原因になることもあります。

主な合併症:帯状疱疹後神経痛(PHN)

50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割は3か月以上痛みが続く

ここでは、帯状疱疹に対する予防法について、ワクチンの接種と日常生活上の留意点を紹介します。帯状疱疹を発症してしまった場合、抗ウイルス薬などによる治療を行っても帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌなどの後遺症が残る場合もあります。そのため、帯状疱疹の「予防」を心がけておくことが望ましいでしょう。予防には、規則正しい生活習慣や適度な運動に加え、50歳を過ぎた人は帯状疱疹の予防接種ができます。

目や耳に症状がでたり、顔面神経麻痺などの重い後遺症が残ることも

帯状疱疹は頭部から顔面に症状が現れてしまうと、目の症状として角膜炎や結膜炎、ぶどう膜炎などの合併症を引き起こすことがあります。

重症化すると視力低下や失明に至ることもあります。
その他の合併症として、顔面神経麻痺や、耳の帯状疱疹を特徴とする「ラムゼイ・ハント症候群」と呼ばれるものがあります。

耳の神経への影響からは、耳鳴り、難聴、めまいなどを生じます。

帯状疱疹にならないためにも、日ごろから体調管理を心がけ免疫力が低下しないようにすることが大切です。

帯状疱疹の予防接種2種類

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